『こすもすとらいあんぐる』


2002/08/17



千堂瞳さんと義姉弟になった。
些細な付き合いから意気投合して気付けば周囲からも公認されるようになった。
俺も彼女を「お姉ちゃん」と呼ぶことの違和感がなくなっている。
そんな中、お姉ちゃんとある約束をした。
それは「次の護身道部の大会で優勝したらいうことを一つ聞いてあげる」という
もの。
お姉ちゃんには日頃世話になっているしそれぐらいはいいかなと思って「いいよ
」と言った。
元々うちの護身道部は最強レベルにあるしお姉ちゃんが県内ナンバーワンだから
優勝するのは目に見えていた。だからこれはもう決まりごとみたいなもの。
でもまさか、こんなことをさせられる羽目になるとは・・・・・・・・・





朝。
朝は苦手だ。
気持ちは起きようとしているのに身体が動いてくれない。
今日も動かない。
動かないと・・・・来ちゃう・・・・・・

がちゃ

来た。
起きてくれ・・・・でないと・・・

ぎしっ ぎしっ

来る。
近付いてくる。

がちゃ

きた―――――――――――!
でも身体が動かない。
動かないと・・・・痛い目にあうってわかっているのに・・・・・

「やっぱりまだ寝てる・・・・・」
軽くため息。
その後の衝撃に耐えられるよう努めてみよう。
肉体的にも・・・・精神的にも。

「おはよう真くんっっ、もう朝だぞっっっっっっっっ!」

・・・・・・・・・精神的衝撃に耐えられなかった。

「早くしないと遅刻するぞっっっっっっっっっっ!」

ごろん

身体が回る。

ごちんっっ!


「真くん、起きた?」
「・・・・・・頭がずきずきする」
この起こし方は止めて欲しい、本気で。
「朝よ。早くご飯食べないと遅刻しちゃうぞっっっっっっっっっっ!」



朝食がテーブルに置かれている。
「・・・・お姉ちゃん、あのさ」
「真くん早く食べなさいっっ、遅刻しちゃうぞっっ!」
俺一応料理には自信があるから・・・・でもお姉ちゃんの料理も美味しい、いい
んだけどね。
いや、それはともかく、ここまでやってもらうのが申し訳ないというものが・・・
「真くんっっ!早く食べなさいっっっっっっっっ!」
「は、はいっ!」
駄目だ・・・従うしかないや、はうううう。

ご飯、お味噌汁には油揚げ、焼き魚に芋の煮っ転がし、ほうれん草のおひたし。
それを口に。
美味しい、ありがたく美味しい。とても美味しい。
でも・・・・
「美味しい?」
「・・・・・・・美味しい」
「ほんとうっっっっっっっっ?」
「本当美味しい」
「おねえちゃん嬉しいぞっっっっっっっっっっ!」
・・・・・・・・・・俺は疲れるよ、お姉ちゃん・・・・・


お姉ちゃんが俺に出した希望・・・・・それは1本のパソコン用ゲームソフトを
俺に手渡して告げられた。

「真一郎がこれやってみたらすぐわかると思う・・・・・ちょっと・・・恥ずか
しいけど・・・やってみたいな、って。だって、こんなことでもないと絶対に出
来ないことだし・・・」

言われたその日にやってみた。
何故か小鳥と一緒に。
えっちなゲームみたいだったけど、「途中までやれば十分わかってもらえるから
」という言葉のお陰で小鳥も抵抗なく見ていた(そういうシーンが出てくるのは
終わりのほうらしいから)。

それはかなり強烈な「お姉ちゃんが主人公をひたすら甘やかす」ゲームだった。
もうひたすら。
まるで小学生か幼稚園児の如く。
ある程度進めた所で

「・・・・・・・・・・・・・まぢ?」

と小鳥に言ったぐらい衝撃的だった。
これを俺にやれと?
瞳お姉ちゃんにここまで甘えろと?
できっこないじゃないかそんなこと!
と、頭痛に耐えている俺に対して小鳥は言った。

「でも真くんがいつもお世話になっている瞳さんのお願いなんだから、聞いてあ
げた方が良いんじゃないカナ」

・・・・・・・・・・・既に小鳥が子のゲームの登場人物に同化していた・・・




最初の数日はお姉ちゃんもまだ照れがあってどきまぎしてたけど、数週間にもな
ると平気で部屋に入ってきて叩き起こす所にまで同化していた。
俺はとてもついていけなくてどうにかしてと護身道部のお姉さんたちに泣きつこ
うとすると逆に「あの子の願いを叶えて上げられるのは真一郎くんだけなの!」
とすがりつかれる始末。
結局そのままにしておいたらもうすっかりお姉ちゃんはゲームのキャラクターに
同化してしまっていた。

「真くんっっ!今日も勉強、頑張るんだぞっっっっっっっっっっっっ!」
溜め長過ぎだってば・・・・・・・

ため息と共に教室に。
「よっ、相川」
「御剣か・・・・・」
いつも元気そうで羨ましい・・・・
「どうした相川、元気ないな。あんな綺麗なお姉ちゃんと一緒に通ってるってい
うのに」
「・・・御剣、ひょっとして喧嘩売ってる?」
「そんなことないぞ相川」
目が笑ったまま真剣な口調をするとは・・・・忍者というのは器用な生き物らし
い。
「大体そんな血色のいい顔しているやつと喧嘩しても今は勝てる気がしないしな」
そういえば顔色が悪いなこいつ。
「寝不足か?」
「まあ、そんなとこ」
忍者の定期試験が近いらしいしな、でも寝不足の原因はそれだけじゃないだろう
こいつの場合は。
「・・・・・そっか、唯子がいないのはそんなに寂しいのか御剣」
「・・・・・・・相川、ひょっとして今喧嘩売ったのか?」
「そんなことないぞ御剣」
軽くさっきのお返しをさせてもらっただけだ。
唯子と御剣は一緒の部屋で暮らしている。
深い仲に見えるほど仲がいい。
「そうかそうか。気のせいか」
「そうそう」
「よかったよかった。もし本気だったらしばき倒して綺麗で優しいお姉ちゃんに
泣きつかせてしまうからな」
・・・・・・・・・・・・・・・・・そうくるか。
「俺もさっきのがもし本気だったとしたらそれ相応の仕返しをしないといけない
からな。唯子をぐりぐりしてやったりとか」
「・・・・・・・・・・・・・ほう」
御剣の目が細まる。
「お前とはいつか決着を付けなければならないようだな相川」
「俺もそう思っていたところだ」
「ふっふっふ・・・・」
「ふーっふっふ・・・」


昼休み

図書室でさくらと小鳥と3人でお昼する。
「あ、このおべんと美味しいよ美味しいよ」
だから小鳥、2回言うな。
「本当に美味しいです、先輩」
さくらは普通でいてくれて、嬉しい。
「お姉ちゃんが作ってくれたんだよね今日は」
ちょっと苦笑い。
「でも先輩も料理お上手だから・・・・・」
自慢じゃないが料理にはちょっと自信がある。
「真くん研究熱心だもんね」
料理については研究熱心仲間の小鳥が補足する。
「小鳥と新作の開発をやると熱が入りすぎちゃうんだよね」
さくらに説明。
「そういえば最近一緒にやらないよねやらないよね」
・・・・さすがに突っ込むのも面倒になってきたので2回だろうと3回だろうと
好きにさせよう。
「小鳥と料理する時間が中々取れないんだよね」
「ああ、千堂先輩の・・・・・・・」
・・・・・・本当皆に知られてるよな、悲しいぐらいに。
でも違うよ。
「あやや、さくらちゃん違うよ違うよ。最近校舎裏の猫さんたちにごはんあげた
りしてるからだよ」
小鳥がそう言ったらさくらがすごく嬉しそうな顔をした。
「そうですか、あの子達にご飯をあげてくれていたのは野々村先輩だったんです
か・・・どうもありがとうございます。あの子達に代わってお礼を言わせてくだ
さい」
さくらが小鳥に向かって深々と頭を下げる。
「はややや、そんなこと気にしなくていいよ気にしなくていいよ」
どぎまぎする小鳥。
なんか・・・・いい雰囲気の昼休みだ。
いつもこんな感じの平穏な昼休みだといいなあ・・・・・・




が、そんな希望を叶えてくれるほど世の中は優しくないらしい。
それは見知った顔でやってきた。




「しんいちろうせんぱい・・・・・・・」
ん?
「あ、ななかちゃんだよななかちゃんだよ」
「2回言うなって」
そう言って俺を呼ぶ人の前に向き直る。
確かに大輔の恋人の井上ななかちゃんだった。
「俺に何か用?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・なんだろう・・・・ななかちゃん、変だ。
様子がおかしい。
「・・・せんぱい・・・井上さん、ちょっと・・・」
さくらはちょっと特殊な人なので、こういうことに関して鋭い。
「うん、どうしたんだろ」
出来るだけ冷静に対応するように務めてななかちゃんに向き直る。
「なに?今日は大輔と一緒してないの?」
「ちょっとつきあってもらえませんか?」
質問を無視してそう言って俺の腕を取る。
そしてそのまま俺を引っ張って歩き出す。
「ちょ、ちょっとっ!」
ど、どうしちゃったんだ?
いくらこの子護身道部の中でも怪力を誇るとはいっても、いくら俺が華奢な方だ
といっても・・・・・・普通じゃ、ない!?
「うわっ、ななかちゃん力持ち力持ち」
「・・・・・まさか・・・・・・」
呆気にとられている小鳥と思案顔のさくらが視界から遠ざかっていく。
「な、ななかちゃんっ!どこに行くんだよっ」
「・・・・・・・・・・・・・たいいくかんです・・・・」
「・・・聞こえた?体育館に用があるらしいから、ちょっと行ってくるー」
2人に言い残してななかちゃんに引きずられていった(あーみっともない・・・
・また貧弱扱いされちまうよ。御剣には絶対に見られたくない姿だな・・・・)。





体育館。
そこに1人の男が立っていた。
あいつは・・・・そうか、だからななかちゃんの様子がおかしかったのか。
「・・・・・・・つれて・・・・・・・きました・・・・・・・・」
「・・・・ご苦労。もう目覚めて構わないよ」
言ってぱちん、と指を鳴らす。
音と同時にななかちゃんはびくん、っと跳ねた。
「あ、あれれ?あたし・・・こんな所で何を・・・・・あ!真一郎先輩!こんな
ところで何をしているんですか?」
「・・・・・・・・ななかちゃんに連れてこられたんだけど」
と言いつつ、身構え。
「正確には・・・・ななかちゃんを操っていた・・・・あいつにね!」
指差す。
そこにどたどたと足音が。
「真くん真くん!どうしちゃったのカナ?」
「・・・・・・・遊・・・・やっぱり・・・」
小鳥とさくら、追いかけてきたのか。
「これはこれは、見学かな、さくら」
優雅に笑う、俺を呼んだ人物。
さくらの義理の兄で・・・・性格の悪い吸血鬼、氷村遊。
ちょっと前に騒ぎを起こし、学校からいなくなったと思ってたのに・・・
「何をしに来たの!もうあなたがここに来る必要なんてない筈よ!」
さくらが怒る。
俺も。
あいつが騒ぎを起こした時、さくらやお姉ちゃん、唯子に迷惑をかけたんだ。
よくも堂々と出て来れたものだ。
「・・・・まあそう言わないでくれ」
氷村は俺もさくらも見ようとしないで演技交じりの動きで言った。
「別に今の彼女の血だって吸ったわけじゃない。今回は女の血を求めてきたわけ
じゃないからね」
「・・・・じゃあ、どうして・・・」
「興味深い人物がいてね。その人物の血が欲しかったんだよ・・・・・そこの―
――――――彼の血をね」
見ない、目線が合わない。でも指は真っ直ぐ、俺を差していた。
「・・・絶対させない!」
さくらが俺の前に出る。
俺も氷村を睨みつける。
「俺はさくら専用なんだ。お前に献血する気はないね」
ぎゅっとさくらの手を握って。
「・・・・私が絶対にさせませんから!」
さくらも強く握り返してくる。
「・・・・・でも君は僕の前に喉を差し出すよ。喜んで、ね」
「そんなわけ!」
「さあおいで、ボクのもとに」
氷村が囁くように言った。
「何を言って・・・」
「野々村先輩?」
え?
「・・・・・・・・・・・・はいはい・・・」
そう言って小鳥が小走りに氷村のところに向かって行った。
「ど、どうして?」
さくらが狼狽する。
「そうか!」今気付いた。
「お前・・・俺とさくらに喋っていた時に小鳥に術を!」
「・・・・・・・・・・・・・・あ!」
さくらが青ざめる。
「さすがだよ相川真一郎くん。そこまで賢いなら次にボクがやろうとしているこ
とはわかるよね」
「駄目です先輩!」
さくらが叫ぶ。
痛いぐらいに手を握られる。
「君次第では女の血は吸わないつもりだったが、その予定が狂うことになるのだ
が・・・・どうかな」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「さくら」
ゆっくりと、さくらの手を離していく。
「駄目です!」
涙目。
それを指で拭ってあげる。
「小鳥があいつから離れたら、ななかちゃんと一緒に逃げて」
「駄目です!」
「俺は大丈夫だから」
「先輩!」さくらの声は悲鳴に近い。
「さくら」
そう言ってぎゅーっときつくさくらを抱きしめる。
「せんぱ・・・・・・」
そして首筋をとん、っと軽く叩く。
お姉ちゃんに教わった当身、後残らないよね。
「ななかちゃん・・・さくらを、お願い」
「あ!はははいっっ!」
さくらを抱きとめるななかちゃんに小声で
「小鳥があいつから離れたら一緒に逃げて」
そう囁いた。
「・・・・はい」
重々しく頷くななかちゃん。
「あたしからも先輩にお願いしていいですか?」
今度はななかちゃんが俺に言う。
「なに?」
「ごにょごにょごにょごにょ」
「ええええっっ?」
「約束ですよ、真一郎先輩」
・・・・・・・・・・・・・・ん、んな無茶な・・・・



「別れは済んだかい?なら来てくれ、ここに。ボクのもとに」
ゆっくりと歩いていく。
「どうして俺の血が欲しいんだ?」
「簡単なことだよ。君は不思議と女を惹きつけているからさ。その謎をぜひとも
解明したくてね。そのために血が必要なのさ。口で説明するよりも目で見るより
も血を体に入れればすぐわかるからね」
・・・・・・・・・そんなくだらないことで・・・ななかちゃんや、小鳥や、さ
くらを・・・・!
ぎりっと拳に力をこめる。
一発殴らないと気がすまない!
「・・・・・・反抗的な態度はよくないな・・・・どれ」
言って小鳥を解放する氷村。
「ななかちゃん!」
「はい!」
さくらを抱えたまま小鳥のもとに駆け寄るななかちゃん。
俺はそれを確認して・・・・・・・!
か、身体が・・・・・・・動かない?
「・・・言っただろう?目的は君だと。人の言うことは信用するものだよ?」
俺の目の前に来た氷村は俺の顎を人差し指で持ち上げ薄い笑みを浮かべる。
「お前・・・・俺に術を・・・・・」
「殴られそうな雰囲気だったからね。それに暴れられても困るし。でも心を縛っ
たわけじゃないから自由に話せるだろう?
・・・・・・しかし君は本当に綺麗な顔をしているなあ。ボクの好みだよ」 ぞく。 鳥肌が立つ、いろんな意味で。 喉元に息がかかる。 冷たい・・・・どこまでも冷たい吐息。 「綺麗なのは喉もだな。さくらが手放したくないわけだ」 く・・・くそ・・・・・!動かない・・・・ その時 「先輩!約束思い出してください!」 ななかちゃんの叫び声が耳に届いた。 そんなこと言われても・・・・ 「大丈夫です!絶対に大丈夫ですから!」 使えるのは口だけ。 そして・・・こう言えば俺も頼ろうとしないで力が出せるかもしれない。 まさか本当にあんなことになるわけない。 「では・・・・・いただくよ」 パニックで頭が真っ白になった。 無意識に、本当に無意識に口をついていた。 「うわあああああああっっ!お姉ちゃん助けてえええええええええっっ!」 『あのゲームみたいに、大きな声で部長に助けを求めてください』 ななかちゃんはそう言った。 だけどまさかそんなこと・・・・・ 風が吹いた。 強烈な風が。 目の前に迫っていた氷村の姿が消えた。 身体が浮いた。 その後から 「真くんを苛める人は許さないいいいいいいいいいいいっっっっっっっっっっっ っっっ!」 という声が。 気がついた時、俺はお姉ちゃんにお姫様抱っこされていた。 「真くん。大丈夫?ごめんね?恐い思いさせちゃったね。ごめんね。悪いお姉ち ゃんを許してね」 涙目のお姉ちゃんだった。 対する俺は・・・・・まだちょっと呆気にとられている。 「いや・・・助かったよお姉ちゃん・・・・ありがとう」 氷村はというと、端に置かれているバスケットボールの籠に入っていたものを回 りにばらまいて中に収まっていた。 「真くん・・・無事でよかった・・・お姉ちゃん嬉しいぞっっっっっっっっっっ っっっっ!」 いや・・・・・とりあえず下ろして欲しいんだけど・・・・しばらくは無理っぽ いなこりゃ。 「真くん真くん。無事でよかったねよかったね」 解放された小鳥とまだ気絶しているさくらを抱えたななかちゃんが寄ってくる。 「いやーさすがは部長!鮮やかな一撃でした!井上ななか改めて尊敬しちゃいま す!」 「真くんの声が聞こえたから・・・・・・これもあのゲームのお蔭かも」 そんな馬鹿な。 「そう言ってくれるとあたしも紹介した甲斐があったというものです!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え? 「ふふっ、そうかも。井上さんが熱心に勧めてくれたお蔭かもね」 「最初に遊んだ時に部長と真一郎先輩ならぴったり合うと思っていたんですよー 。普段からぴったりだなって喜んでいたんですけど、ここまで同化してくれたな んて・・・・井上ななか、感激です!」 そうか・・・君が大元か・・・・・そういえばちょっと前に君が「先輩も彼女を 作ったらどうですか?」と言ったところから俺の生活が劇的に変わったような気 がするよ。 頼むからこれ以上俺の平穏な暮らしを壊さないでくれ・・・・・・・ その後もお姉ちゃんは変わることなく俺を甘やかし、最近ではもう俺自立できる のか不安に鳴るようになってしまった。 俺、結婚できるかなあ・・・・・・・出来なかったらどうしよう。 「その時はお姉ちゃんがずっと側にいてあげるぞっっ」 本当にそうなりそうで・・・・・でも、それもいいかもなあ・・・・・・・ おしまい


 真一郎君と瞳様を「秋桜の空に」のあの二人に当て嵌めてみるテスト………思った以上に(・∀・)イイ!
 真似っこに励む二人よりも一番影響されているのが小鳥と言うのが、らしくて良いです。
 多分真一郎が馴染んだのも彼女とのやり取りを経てみたいな気がしますし(笑)。
 前半はそんな微笑ましいやり取りから、中盤にかけては遊が久々登場してどうなるのかと思っただけに、ななかを使ってのオチのつけ方は驚きました。
 私はゲームへの情報ソースは耕介経由だと読んでいたので(笑)。

 もりたとおる様、本当にありがとうございました。



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